パッケージエアコンの設置工事の流れ|施工前の準備と注意点
「パッケージエアコンの工事って、どれくらいかかるの?」
「店舗の営業に支障が出ないか不安…」
そんな疑問にお答えするため、今回は業務用エアコン(パッケージエアコン)の設置工事の流れと注意点について詳しく解説します。
✅ パッケージエアコン工事の基本ステップ
設置工事は、以下のようなステップで進みます。
①【現地調査・ヒアリング】(所要時間:約30分~1時間)
- 室内機・室外機の設置場所確認
- 電源(単相・三相)・配管経路の確認
- 天井・壁・床などの構造把握
- 使用目的・業種・稼働時間の確認
📌 この段階で「適切な機種・能力」を提案します。間取り図などがあるとスムーズです。
②【お見積り・ご契約】
- 本体機器代
- 取付工事費(配管・電源工事など)
- 既存機器の撤去・処分費
- 諸経費(高所作業・駐車場代など)
💰 一般的な設置工事の費用目安は以下の通り:
馬力 | 機器+工事セット価格(概算) |
---|---|
2.5馬力 | 約25万~35万円前後 |
4馬力 | 約35万~50万円前後 |
8馬力 | 約60万~90万円前後 |
※工事条件や設置環境によって異なります。
③【施工当日:設置工事】(所要時間:半日~1日)
施工内容は以下の通り:
- 既存機器の取り外し(※入替時)
- 室内機・室外機の設置
- 冷媒配管・ドレン配管・電源配線の接続
- 真空引き・ガス補充・試運転
⏰ 複数台・天井埋込タイプの場合は、1~2日かかることもあります。
④【試運転・操作説明】
- 冷房・暖房それぞれの動作確認
- 異音・ガス漏れのチェック
- リモコン操作・タイマー設定の説明
📖 使い方やフィルター掃除の頻度なども丁寧に説明します。
💡 工事前に準備・確認しておくこと
🔌 電源の確認(単相200V or 三相200V)
業務用エアコンは三相200V電源が主流。電源が無い場合は、別途配線工事やブレーカー増設が必要です。
🪑 作業スペースの確保
工事当日は、室内機・室外機の周囲に作業スペースが必要です。什器・棚などの移動をお願いすることがあります。
📦 機器の搬入経路チェック
階段やエレベーターが使えるか、機器が通るかを確認。特にビル上層階・狭小路地では事前確認が重要です。
⚠ よくあるトラブル・注意点
ケース | 対策 |
---|---|
電源が合わない | 現地調査時に必ず確認・相談を |
室外機の設置スペースが狭い | 壁掛け金具や屋上設置など代替提案あり |
営業中に工事をしたい | 休業日や早朝・夜間工事に対応可能な業者を選ぶ |
🔧 設置後のメンテナンスも重要!
- フィルター掃除:月1〜2回が理想(目詰まりで電気代UP)
- 年1回の点検・洗浄でトラブルを防止
- メーカー保証+施工保証の確認を忘れずに
定期点検契約や保守サービス付きプランの導入もおすすめです。
✅ まとめ:スムーズな設置には事前準備と現地確認がカギ!
- 設置工事は現地調査〜試運転まで1〜2日で完了
- 電源・設置スペース・稼働環境を事前確認することが大切
- 導入後のメンテナンス体制も要チェック!